はじめにお断り: 本記事は、シリーズ5本(ビットコイン・イーサリアム・柴犬コイン〈SHIB〉・XRP・テザー〈USDT〉)の内容を横断比較する早見ページであり、いずれの銘柄についても売買を推奨するものではありません。数値は各記事の執筆時点(2026年9月)の調査にもとづくもので、その後に変わっている可能性があります。暗号資産への投資には価格変動・規制変更等のリスクがあります。ご自身で最新の情報を確認し、自己責任で判断してください。

「暗号資産の『価値』はどう読むか」シリーズは、毎回わざと性質の異なる銘柄を選んで、同じ7つの観点をあて続けてきました。5本読み終えると、それぞれの記事の結びで書いた「この銘柄は何を価値の核心にしているか」という整理が、記事をまたいで散らばったままになります。このページは、その整理を1つの表にまとめ直すためだけの早見ページです。新しい分析や結論を加えるものではありません。

観点 ①ビットコイン
(BTC)
②イーサリアム
(ETH)
③柴犬コイン
(SHIB)
④XRP
(Ripple)
⑤テザー
(USDT)
価値の核心(分類)デジタルゴールド(価値の保存を志向)スマートコントラクトプラットフォーム(汎用計算基盤)ミームコイン(コミュニティ主導・実用性は限定的)決済・送金特化型(企業主導の中央集権寄り)法定通貨担保型ステーブルコイン
発行の背景2008年、サトシ・ナカモトが第三者不要の電子キャッシュを提案2013年、19歳のVitalik Buterin氏がプログラム可能な基盤として構想2020年、匿名の「Ryoshi」が創設、供給の過半をVitalik氏へ送付2011年、PoWの電力消費への批判から発案、企業主導で開発2014年、3名が「現実の通貨と繋ぎ止める」という理念で設立
時価総額(2026年9月時点)約1.60兆ドル(全体1位)約3,020億ドル(全体2位)約32億ドル(ミームコイン内2位)約880億ドル(全体5位)約1,834億ドル(ステーブルコイン最大手)
循環供給量約2,008万BTC(上限2,100万の95.6%)約1億2,203万ETH(発行上限なし)約589兆SHIB(発行時上限1,000兆)約627億XRP(発行済み総量1,000億)約1,834億USDT(上限の概念なし・需給で日次伸縮)
結びの一言7つの観点をたどってみてビットコインの逆を選んだ設計をたどってみて熱量をどう読むか会社の物語と資産の価値を切り離す練習値上がりしない資産を、値上がりする資産の型で読む試み

「価値の核心(分類)」「結びの一言」は各記事で筆者が定性的に整理した表現を、優劣ではなく型の違いとして引用しています。時価総額・循環供給量は各記事の執筆時点(2026年9月、日付は記事ごとに数日のズレあり)の調査にもとづくもので、同一時点の比較ではありません。

読み取れること

5銘柄とも「暗号資産」というくくりでは同じですが、価値の置き場所はまったく別物でした。ビットコインは供給上限という「希少性の設計」そのものを価値の核にしていて、イーサリアムはそこから一歩進み、供給ではなく「何を作れるか」という用途の広さを核にしています。柴犬コインは対照的に、供給・技術・組織のどれも薄く、コミュニティの熱量そのものが価値を支えている銘柄でした。XRPは他の4銘柄と違い、発行体企業という「会社」が存在する分、資産の値動きと会社の経営という2つの物語を分けて読む必要がある銘柄でした。そしてテザーは、そもそも値上がりを目指さない銘柄を、値上がりを前提に組んだ7つの観点にあててみるとどうなるか、というこのシリーズ自体への耐久試験のような1本でした。

この表は、次にどんな銘柄を読むときにも使える「物差しの当てどころ」の記録として置いています。銘柄によってどの観点が厚く、どこが空欄になるのかを見比べる、というのがこのシリーズの一番の狙いです。

免責事項: 本記事は、一般的な情報提供および分析視点の解説を目的としたものであり、特定の金融商品・銘柄の売買を推奨するものではありません。掲載した数値は各記事の執筆時点の調査にもとづくもので、正確性・完全性を保証するものではなく、その後に変わっている可能性があります。暗号資産への投資には価格変動・規制変更等のリスクがあります。個別銘柄の売買を判断される際は、ご自身で最新の情報を確認し、自己責任で行ってください。サイト全体の運営方針・免責事項はこちらもあわせてご覧ください。